北陸新幹線 新白山変電所の
異相区分切替セクション
本項では北陸新幹線 新白山変電所の異相区分切替セクションについて説明しています．
概要
北陸新幹線の変電所は金沢－小松間に設置されています．北陸新幹線の開通区間が金沢までだった頃は新高岡変電所とのき電境界となっている新新幡き電区分所までのき電を担当する本線の末端の変電所でしたが，2024年3月の金沢－延伸開業後はそれに加えて新大阪方の新坂井変電所とのき電境界となっている新加賀き電区分所までの区間のき電を担当しています．
- 1) 新白山変電所の正門．
- 2) 新白山変電所の受電設備．北陸電力から154kVの電力を2回線のケーブルで受電しています．
- 3) き電用変圧器．スコット結線変圧器が2台設置されており，三相154kV・60Hzの電力を単相60kV・60Hz×2組に降圧・変換しています．
- 4) 単巻変圧器(AT)．上下線の高崎方・新大阪方それぞれに1台ずつ，合計4台設置されています．
- 5) 異相区分切替セクションの切替用開閉器を収めた建屋．
- 6) 新白山変電所の隣にある，本線と車両基地(白山総合車両所)のき電区分設備．切替用開閉器を収めた建屋もあり，異相区分切替セクションを持ったき電区分所と同等の機能を持った設備のようです．
- 7) き電線鉄構．手前を通る線路はIRいしかわ鉄道線(旧 JR西日本北陸本線)です．
- 8) 下り線異相区分切替セクションの入口側・上り線異相区分切替セクションの出口側のエアセクション．
- 9) 上下線の異相区分切替セクションの中セクションのトロリー線へのき電線接続部．
- 10) 下り線異相区分切替セクションの出口側・上り線異相区分切替セクションの入口側のエアセクション．
- 上下線の新大阪方のトロリー線へのき電線接続部．
