上越新幹線 新川口変電所の
異相区分切替セクション
本項では上越新幹線 新川口変電所の異相区分切替セクションについて説明しています.
概要
上越新幹線の新川口変電所は浦佐-長岡間に設置されており,新湯沢変電所とのき電境界となっている新六日町き電区分所から新中之口変電所とのき電境界となっている新押切き電区分所までの区間のき電を担当しています.下り列車で上毛高原駅を出てから,新水上き電区分所・新湯沢変電所・新六日町き電区分所と,線路や異相区分切替セクション等が長大トンネル内やトンネル間のシェルターに覆われて全く見えない設備が続いてきましたが,久しぶりに地上で変電所の設備や異相区分切替セクションなどを観察できる設備となっています.ただしやはり積雪が多いためか,変電所の機器類はほとんどが建屋内にあり,その様子を外部から見ることはできません.
- 1) 新川口変電所の受電鉄塔と鉄構.東北電力から275kV・2回線で受電しています.
- 2) 新川口変電所の受電部.一次側の275kVは豪雪から守るために蒲鉾型の巨大なシェルターで覆われています.
- 3) シェルターの一番奥の方にき電用変圧器の一次側と思われるブッシングが見えます.
- 4) 非常に積雪が多い地域のためか,二次側もほぼ全ての設備が建屋内に収められています.
- 5) 変電所からのき電線は屋内の設備からケーブルで引き出され,線路上の鉄構に接続されています.
- 6) き電線鉄構.新水上き電区分所から新六日町き電区分所まで,き電線の接続部がトンネルやシェルターの中にある設備が続いて来たため,新渋川変電所以降久しぶりに外から見えるき電線鉄構がある設備となっています.
- 7) 下り線異相区分切替セクションの入口側のエアセクション.
- 8) 下り線大宮方のトロリー線へのき電線接続部.
- 9) 上り線異相区分切替セクションの入口側のエアセクション.