JR九州の鹿児島本線は門司港駅-八代駅,および川内駅-鹿児島駅を結ぶ路線で,全線が交流20kV 60Hzで電化されています.かつては門司港駅-鹿児島駅間全線が鹿児島本線でしたが,2004年3月13日の九州新幹線新八代-鹿児島中央間開業に伴い八代-川内間は第三セクターの肥薩おれんじ鉄道に移管されました.また,門司港-八代変電所間と西鹿児島変電所-鹿児島間がBTき電,肥薩おれんじ鉄道を含む八代変電所-西鹿児島変電所間がATき電方式となっています.
箱崎き電区分所は千早-箱崎間に設置され,通常時は古賀変電所と南福岡変電所のき電境界となっています.箱崎き電区分所の前後は高架区間になっていますが,開閉設備は高架橋脇の地上にあり,高架上の鉄構とき電線で接続されています.さらに異相区分交交セクションそのものは開閉設備の場所から北へ進んで高架を降りた地上部に設置されています.
(動画から切り出した画像のためやや画質が悪くなっています)