東北新幹線 新七戸変電所の
異相区分切替セクション
本項では東北新幹線 新七戸変電所の異相区分切替セクションについて説明しています．
概要
東北新幹線の新七戸変電所は八戸－七戸十和田間に設置されており，新八戸変電所とのき電境界となっている新おいらせき電区分所から新青森変電所とのき電境界となっている新底田き電区分所までの区間のき電を担当しています．
- 1) 新七戸変電所の正門．
- 2) 新七戸変電所の受電鉄塔と鉄構．東北電力から275kVの電力を2回線で受電しています．
- 3) き電用変圧器．従来，220～275kVの超高圧系統から受電する新幹線の変電所では一次側の直接接地が可能な変形ウッドブリッジ結線の変圧器が用いられてきましたが，新七戸変電所では整備新幹線で初めてルーフデルタ結線変圧器が採用されています．変形ウッドブリッジ結線より巻線構造が単純という利点があるため，その後に建設された整備新幹線でも用いられており，さらに山陽新幹線や東北新幹線の盛岡以南の変電所で採用されていた変形ウッドブリッジ結線変圧器が更新される際にルーフデルタ結線変圧器へ変更される例も多くなっています．
- 4) き電線鉄構．
- 5) 下り線異相区分切替セクションの入口側・上り線異相区分切替セクションの出口側のエアセクション．
- 6) 下り線異相区分切替セクションの出口側・上り線異相区分切替セクションの入口側のエアセクション．
