本項では常磐線 岩間-友部間および水戸線 笠間-宍戸間に設置されている異相区分交交セクション(友部変電所)について説明しています.
常磐線は東北本線の日暮里と岩沼間を太平洋沿岸を経由して結ぶ343.7kmの路線で,日暮里-藤代間が直流1500V,藤代-岩沼間が交流20kV50Hzで電化されており,藤代駅構内に交直セクションが設置されています.また,水戸線は東北本線 小山駅と常磐線友部駅を東西方向に結ぶ路線で,東北本線の黒磯駅以南が直流1500V電化,常磐線藤代以北が交流20kV電化のため,小山駅に近い小山-小田林間に交直セクションが設置されています.
友部変電所は岩間駅と友部駅の間に設置され,通常時は土浦変電所とのき電境界である石岡き電区分所から東海変電所とのき電境界である水戸き電区分所までのき電を担当しています.また,線内に単独の変電所を持たない水戸線についても東半分,岩瀬き電区分所までのき電も担当しています(小山-岩瀬き電区分所間は小山変電所が担当)
(動画から切り出した画像のためやや画質が悪くなっています)